外交戦略

おはようございます。


昨日もスケジュールは薄く、ルーチンワークなり読書に励んでいました。
その中に商工会議所の会報もあり、商工会議所主催のボーリング大会の成績上位者が掲載されていました。
確かJCからも数名が参加したはずだが・・・
名前がなかったような・・・見落としたんだね、きっと。


っで、話は変わり・・・
ロシアのメドベージェフ大統領が国家元首としては初の北方領土訪問・・・
元島民の感情を考えても決して許されるものではないし、両国が長年積み重ねてきた努力を一方的に壊すもので断じて許し難い。
ただ冷静に考えると、何十年も解決の糸口すら見い出せぬ外交を繰り返し、そこにロシア人島民がいる以上、いつかは起こることではなかったのか?
今回の訪問の背景を、様々な報道から読み取ると・・・
近年ロシアが極東地域を重視している。
2012年の大統領選を控え、強いリーダー像の演出が必要。
といった内政優先論。
中国への対応を見て日本の外交力を見透かした。
鳩山前総理の「不法占拠」発言への対抗措置。
前原外相の「訪問に対する警告」への対抗措置。
北特法成立への対抗措置。
といった日本火種論。
4島の実効支配を誇示といった返還拒否論。


真意はどこにあるんでしょうね?
なぜこのタイミングなのか?
なぜ滞在中に領土問題への言及がなかったのか?
なぜ大統領自らハンドルを握り移動した車が日本車なのか?
領土以外の対日姿勢は?
意図やメッセージを冷静に分析して対応策を打たなければならないし、併せて日本が4島返還を求める立場に揺るぎない事を改めて明確に示す必要を感じます。
いずれにしても・・・
普天間の問題で日米関係はガタガタ。
尖閣漁船衝突問題で日中関係はピリピリ。
加えて本件。
場当たり外交ではなくしっかりとした戦略の練り直しが必要だわ・・・


さて今日は文化の日
各地で芸術祭なんかが行われるようです。
「芸術とは真実を実感させてくれる嘘である」byピカソ
奥の深い言葉で私には理解できません。
今日も日中の仕事を終えれば夜はOFF。
断酒をしながら外交戦略とピカソの言葉の真意について考えてみます。